2010年03月17日

どう答えたらいいの。。。

「人はどこからきたの?」
「サンタクロースっているの?」
「夕日はどうしてあかいの?」

子ども達から質問をされたら、何と答えますか?
これこそが正しい、という答えがあるのだろうか?

私は、子どもに科学的な現実的な答えを与えたいとは思わない。
子どもは、小さいときこそワンダーランドの住人だし、いくらかでも長くワンダーランドにとどめてあげたいと思うから。

サンタクロースの正体がお父さんやお母さん、と知って子どもが本当に喜ぶのだろうか。サンタクロースがいると思えることの方が夢がふくらむように思う。やがて夢を与えてくれたのは、大人達だったことを知るが、急いで知らせる必要があるとは思えない。

世の中の現実を少しでも早く知ることが大人への近道だなんて、錯覚でしかない。子どもは小さな大人じゃない、大人とは別の生き物なのだから、子どもにあった対応をすることが大切だってことを忘れてはいけないのでしょうね。

こどもが小さな大人として扱われる社会になったら、子ども達は普通に大人へとの成長をすることが難しくなるだろう。子ども時代を十分に味わって成長するからこそ、一人前の大人になってゆくってことを忘れちゃいけない。

一般に親が手をやく反抗期や、難しい思春期という時期を過ごさずに成長する子を、なんて育てやすい子なんだ、と喜ぶことがある。反抗期も難しい思春期も大人になるためには通って行くのが当たり前の道なのだから、その時期にはそこまで成長したんだと喜べば良いし、ただただ押さえ込んだりするのでも、放任しておくのでもなく、その時期の子ども達がどういう状態なのかを理解しておくことが大切なのだと思う。

大人は、誰一人子ども時代を過ごさなかった人はいない。でも、子どもの頃の気持ちを思い出すのは、簡単なように見えて、どうもそうでもない。
神秘に満ちた子どもという存在を理解するには、ルドルフ シュタイナーやシュタイナー教育の本を読んでみるといいよ。どのように子どもと、その成長を理解したらよいのか、きっとよいガイドラインがみつかるだろう。

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Posted by 森のおばちゃま at 01:13│Comments(0)シュタイナー教育
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