緩和ケア?
先日、厚生連篠ノ井病院で、「緩和ケア」に関する講演会があった
娘のお義父さまが、最近癌でその生涯を終えられたが、癌だった。
最期は随分と痛みで苦しまれたらしい。
緩和ケア、は、自分自身の問題としても興味深い。
お義父さまの癌が判った時、すでに末期だったらしい。
数ヶ月の命と告知もうけてからの、娘たちの結婚式だった。
抗がん剤治療などを受けて一時は良くなられたものの、
結局のところ、癌の威力を押さえ込めなかった
人には生れ落ちてから唯一つ、確かなことがある
死を迎えるということ
人生も、死の迎え方も様々だが
いつか命を終える、という点で
誰もにやってくる
初めて死ぬかも知れないと漠然とした可能性を感じたのは24歳のときだった
飛行機を乗り継いでニュージーランドを旅した11日間、
旅行に向けて、これだけ飛行機を乗りつくのだから一度くらい落ちるかも
それから飛行機に乗ることは数知れず
長時間の運転をすることも多い
搭乗するとき、運転をするとき
数時間後には生きていないかもしれないという
そんな気持ちを通り過ぎる
癌のニュースに触れるとき
誰かの訃報に触れるとき
将来を考えるとき
死も含める多々の不安が襲ってくることがある
何故だろう?
起るかも知れない楽しいことよりも
病に冒される不安、
何時死がやってくるか判らない不安の方が
襲ってくることがあったし、
今もないとはいえない
と、不安についてはさておいて、
昨日長女とと話した
もし癌になったら
治療はどうしたいのか?
緩和ケアには痛み止めとしてモルヒネが使われることが多い
モルヒネといえば麻薬だから
その使用について不安や拒絶間を示す人が
患者さんやその家族に少なく無いという話だった
お義父さまの場合にもそのようなことを聞いたように思う
では私はどうしたいのか、
家族はどうしたいのか、
元気なうちにそんなことを話し合っておきたいと
思うようになった
本人の尊厳を守れるような看病をしたいし、
最期を迎えられるようでありたい
自分自身のことも、
そして家族のことも
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